目標を柔軟に調整していますか?

質問41:

目標を柔軟に調整していますか?


解説:

一般に目標は高ければ高いほうがいいとされていますが、達成可能な目標でなければ意味がありません。あまり高すぎる目標だと早々にやる気を失ってしまいます。

だから現状に合わせて目標を設定することが大切です。これは、けっしてネガティブな話ではありません。むしろ現実に即した目標を掲げれば、それを達成することで自信と充実感を取り戻すことができます。それを踏まえて、次はもう少し高い目標を掲げる。これを繰り返して雰囲気を変え、体制を整え、最終的に大きな目標へ向かうというプロセスがいいでしょう。

ただし、目標を低く設定しすぎると、空気が緩んでしまう可能性もあります。短期・中期目標としては現実を直視しつつ柔軟に設定し、長期目標はやや高めに設定するのが一つのコツです。2週間単位で小さな目標をクリアしていくとすれば、その数字的な効果もさることながら、精神的な高揚感も計り知れません。1カ月、1年先には相当の高みに達しているのではないでしょうか。

学習でいえば、子どもの能力に合わせた問題を解かせ、100点の経験で自信をつける。クリアしたら次のステップに進む。これによって子どものやる気を引き出しつつ、学力を身につけさせようというわけです。目標をいきなり高く設定しないで、達成感を優先させていきます。大人のチームにとっても、このプロセスはきわめて効果的です。

なお、短期目標の達成には、ちょっとしたニンジン作戦も有効です。例えば、目標の数字に達したら、その時点で全員が手を休めてお茶やジュースで乾杯するとか、上司が自腹でアイスクリームをおごるといったイベントがあってもいいでしょう。子どもっぽいようですが、大人でも楽しいものです。おごってもらって得をしたというより、全員一緒に達成感を覚えつつ味わうことに意味があります。こういうことが日常的に行われている職場は、自然に明るくなるでしょう。

参考図書:学習する組織(ピーター・M・センゲ)、人はチームで磨かれる(齋藤孝)


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