各メンバーはチームの全体像を把握していますか?

質問43:

各メンバーはチームの全体像を把握していますか?


解説:

メンバーはバラバラの寄せ集めではなく、相互に依存し合い、影響を与え合う関係でなければなりません。そういう前提に立って、全員がチーム全体を捉える視点を持つことが必要です。

では、全体の何を見るかといえば、さまざまな要素の“つながり方“です。例えば、何かのトラブルがあったとしても、そこには複数の要素が考えられます。それらを列挙してみると、たいてい相互に関係性があります。それらを矢印で結んで全体像を作ってみると、要素どうしが循環していることが分かります。それが現実を作っているのです。

この詳しい解説は、『システム・シンキング』という本を参考にしてください。

こうした全体像を社長一人で書くことでも効果がありますが、チームで話し合いながらホワイトボードに描いていけば、よりチームの全体像が分かりそうです。

また同書では、出来事の水面下にあるパターンを読むことの重要性も説いています。すべての事象にはそこに至るまでのパターンがあり、その下にはパターンを生み出した構造というものがあります。いわば「出来事|パターン|構造」の三層のピラミッド構造になっているのです。この三層構造を見抜くことが大切なのです。

例えば、子どもが受験勉強である問題を間違えたとします。そのとき「たまたま間違えただけ」と放置してしまうのがもっともよろしくありません。なぜ間違えたのか、誤解がなかったかを突き止めるのがパターンを知るということです。さらには、そもそも勉強の仕方から見直すことによって構造問題も明らかになるでしょう。そこまで掘り下げれば、少なくとも同じ間違いを繰り返すことはないと思います。

参考図書:学習する組織(ピーター・M・センゲ)、人はチームで磨かれる(齋藤孝)


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