産業能率大学総合研究所の「2022年度 新入社員の会社生活調査(第33回)」ですが、非常に興味深い内容が多く見られますので、この中から、「1か月の残業時間について、あなたは何時間程度なら許容できますか?」という設問の回答について見ていきます。
以下がその結果となりますが、( )内に比較のため、5年前の2017年度の調査結果も記載しておきます。
0時間 2.1%(2.1%)
1~10時間 20.1%(13.1%)
11~20時間 37.7%(27.9%)
21~30時間 21.7%(24.9%)
31~40時間 10.7%(14.1%)
41~50時間 1.6%(9.2%)
51~60時間 1.6%(4.6%)
60時間超 4.5%(4.0%)
20時間以下の割合は、2017年度が43.1%であったものが、今年度は59.9%と16.8ポイントも大幅に増えており、新入社員世代が残業を従来以上に忌避している傾向が見て取れます。
残業が常態化している企業では安定的な若手の採用と定着を進めることが難しい時代になっていることは間違いないでしょう。
社会保険労務士
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