今春は歴史的な賃上げの春となりました。中小企業や小規模企業も含めた実態はどのようなものだったのでしょうか?
本日は帝国データバンクの「2024年度賃上げ実績と初任給の実態アンケート」の内容を取り上げたいと思います。
(1)賃上げ実績
2024年度の賃上げ実績は以下のような結果となっており、5%以上の賃上げとなった企業は全体の26.5%となりました。
賃下げ 0.6%
据え置き 16.6%
賃上げ 77.0%
1%増加 5.9%
2%増加 12.4%
3%増加 22.0%
4%増加 10.3%
5%増加 15.0%
6~8%増加 6.8%
9~11%増加 3.2%
12%以上増加 1.5%
(2)規模別の賃上げ実施率
規模別に賃上げを実施した企業の割合をみると、全体の77.0%に対し、以下のようになっています。大企業と中小企業の実施率はほぼ同水準であるのに対し、小規模企業は少し実施率が低いという結果が出ています。
大企業 77.7%
中小企業 77.0%
小規模企業 65.2%
小規模企業では価格転嫁も十分に進んでおらず、賃上げ原資を確保できていないという実態が見えてきます。労働者の賃金水準に対する関心が高まる中、人材の採用・定着にも大きな差が出る時代になっていくのでしょう。
私たち、表参道althing社労士事務所は、「人を愛し、国を愛し、仕事を愛そう!」の三愛精神を大切にしています。
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