若手世代ほど「家庭との両立が困難」を理由に昇進を避ける傾向

マイナビは、全国15歳以上の1万4000人を対象に、就業・非就業や雇用形態に関わらず、現在のキャリアと生活の実態や変化を調査した「マイナビ ライフキャリア実態調査2024年(働き方・キャリア編)」を発表しました。

今回はその中から、正社員で現在役職がない人の今後の昇進意欲についての調査項目を見ていきたいと思います。

まず、正社員で現在役職がない人たちへの「働く中で昇進したいと思うか」という質問については、男女ともに年代が上がるほど意欲が低下し、男性40代・女性30代で「昇進したくない」が「昇進したい」を上回っています。

また、「昇進したくない」と答えた人の理由の上位5項目は以下の通りとなっています。
「責任が重くなるため」     49.2%
「自分には向いていないため」  39.8%
「メリットが感じられないため」 38.1%
「家庭との両立が困難だから」  16.7%
「長く務めるつもりがないため」 13.7%

このうち、「家庭との両立が困難だから」の項目については20・30代の回答率が高く、同調査は「若い世代ほどライフステージの影響で昇進を避けたいと考える人がいることが分かった」としています。

この調査の別項目では、中間管理職の労働時間の長さやストレス負荷の高さも明らかになっていますが、そうした実態を見た若手社員が、昇進をネガティブに捉えるきっかけになっているとも言えそうです。

キャリアの複線化や、兼業・副業等の広がりにより、昇進だけが働く目的となる時代ではなくなっている中、若手社員の昇進への意欲を高めるうえでは、子育て世代層への直接的な支援だけでなく、管理職の働きやすさへの支援もより重要になってくると考えられます。


私たち、表参道althing社労士事務所は、「人を愛し、国を愛し、仕事を愛そう!」の三愛精神を大切にしています。

※当事務所が発行する無料メルマガは、あなたの職場改革に革命をもたらすかもしれません。
興味を持った方は、ぜひ無料メルマガに登録して、2カ月間で職場を変革しましょう!
詳細はリンク先でご確認ください。
https://saitoh-jimusyo.com/team/

関連記事