若手を中心に転職による収入増加の傾向が明確に

賃上げの流れと転職市場の活況により、中途採用の賃金相場が上昇しています。先日来、複数の機関が転職による年収の変化に関するレポートを公表していますが、そのポイントをまとめると以下のようになります。

■パーソルキャリア
2024年度上期の20代転職者の転職時の年収は105%アップ

■リクルート
前職と比べ賃金が1割以上増加した転職決定者数の割合」は36.1% 過去最高値を更新(前年同期差:0.8ポイント)

■マイナビ
転職による「年収アップ」が40.2%
年収が上がった人のうち、「100万円以上」の年収アップが13.8%(30代:18.0%)

このように若手を中心に転職による年収の増加傾向が見られます。求人数の増加により、現在勤務している会社よりも大きな会社に転職するケースも増加しており、この傾向が強まっていると考えられます。政府の三位一体の労働市場改革でも、成長性の高い業界・企業への転職を促すことで構造的な賃上げを進めるという方針が示されており、今後も転職の増加が予想されます。

人材の定着、そして採用のためには、賃金制度の見直しを行い、社内の公平性だけでなく。外部市場との相当性の確保が強く求められます。


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