2025年卒採用充足率は70%

マイナビが実施した「マイナビ2025年卒 企業新卒内定状況調査」が公開されました。

2025年卒の採用充足率(内定者数/募集人数)等に関する最新の調査の結果によると、2025卒の採用充足率は70.0%(前年比5.8pt減)で3年連続の減少となり、現行の採用スケジュールになった2017年卒以降、同時期の調査で過去最低を記録したということです。

内定者満足度に関しても「質・量とも満足」の割合は22.5%で、過去最低となった前年(2024年卒)の割合と同水準となっているなど、依然として厳しい採用市場の状況が浮き彫りになりました。

  • 「採用充足率」と「内定者満足度」の年次推移
     採用充足率(内定者満足度:質・量ともに満足と回答した企業の割合)
    2025年卒 70.0%(22.5%)
    2024年卒 75.8%(22.4%)
    2023年卒 81.3%(26.2%)
    2022年卒 83.6%(36.5%)
    2021年卒 82.3%(37.6%)

採用活動が厳しかった理由として、「母集団の確保(81.3%)」が3年連続で増加し8割を超えるなど、母集団形成で苦戦を強いられている企業が非常に多くなってきています。

また、同調査によると、約3割の企業で2024年新卒入社社員の退職が発生し、2020年入社の4年目社員の5割以上が退職したという企業が2割近くに上ったという結果も出ていました。

  • 卒業年次別・新入社員の現在の退職状況
    (2024年9月~10月の調査時点で退職者がいると回答した企業の割合)
    24年卒新入社員 ・・・ 28.1%
    23年卒新入社員 ・・・ 48.8%
    22年卒新入社員 ・・・ 59.4%
    21年卒新入社員 ・・・ 66.8%
    20年卒新入社員 ・・・ 68.0%

採用の状況が厳しくなってきているだけに、せっかく採用した新卒社員の早期離職の痛手は、より大きいものになるでしょう。改めて、採用・定着への取組がさらに重要性を増していることが見て取れる結果となりました。


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