2024年の人手不足倒産は前年の1.9倍で推移

人材採用難が深刻化しており、その結果、人手不足を一因とした倒産が急増しています。東京商工リサーチが集計した2024年1-10月の「人手不足」関連倒産は244件となり、前年同期の1.9倍に達しています。これまでの年間最多は2023年の年間158件でしたが、このペースで増加を続けるとなると2024年は過去最多の300件に迫る可能性も出てきています。

244件の内訳は以下の通りです。

求人難 101件(前年同期比110.4%増)
人件費高騰 82件(同70.8%増)
従業員退職 61件(同90.6%増)

採用難と最低賃金上昇を受け、来春も初任給の大幅上昇、そしてベースアップの流れが続くことは確実な情勢にあります。ポストコロナの業績回復が進む大企業はよいですが、それが遅れている中小企業では非常に厳しい状況が続いています。残念ながらこの件数は今後も当面の間は増加を続けることになるでしょう。改めて事業計測のための人材確保を真剣に考えることが求められています。


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