45.7%の職場でアルバイトのカスハラ被害あり

カスハラに関して株式会社マイナビが実施した「アルバイト従業員へのカスタマーハラスメント実態調査」の結果を見てみたいと思います。なお、本調査は、直近1年以内にアルバイト採用業務に携わった会社役員・自営業含む20~69歳の会社員(有効回答数:1,500名)を対象に実施されたもの。

(1)自社アルバイトが何らかのカスハラを受けたことがあるか
45.7% 被害あり
54.3% 被害なし
※業種別上位では、販売・接客(パチンコ・カラオケ・ネットカフェ)77.7%、販売・接客(コンビニ・スーパー)70.3%、ホール・キッチン(飲食・フード)、販売・接客(その他小売・サービス)55.7%となっている。

(2)過去1年間にアルバイトが顧客から受けた被害
36.3% 大きな怒鳴り声をあげられた
32.1% 理不尽な要望を繰り返し問い合わせられた
23.3% SNSに悪い口コミを書くなど、ブランドイメージを下げるような脅しをされた
21.2% 人格の否定・侮辱的な発言をされた
19.1% 居座り、長電話など、長時間にわたり従業員を拘束させた
18.7% 性的な冗談など、顧客からのセクハラ被害があった
17.7% インターネット上に名誉を棄損する、プライバシーを侵害する情報を掲載された

(3)カスハラ被害有無別のアルバイトの1か月以内早期離職
カスハラ被害あり
早期離職した人がいた 34.2% いなかった 50.6% わからない 15.1%
カスハラ被害なし
早期離職した人がいた 22.7% いなかった 62.0% わからない 15.3%

このようにアルバイトに対するカスタマーハラスメントは多くの職場で発生しており、またそれがアルバイトの早期離職にも繋がっていることが明らかになっています。今後、カスハラ防止対策を求める法改正等も予定されていますが、既にこのような問題が発生している以上、法施行を待つことなく、対策を進めることが肝要です。


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