週休3日制の導入率は14.1%

話題の週休3日制ですが、その導入状況や実際の労働者の意識はどのようなものなのでしょうか?
今回はマイナビが実施した「週休3日制に関する意識調査(2023年)」の内容を見ていきましょう。
なお、この調査は20~59歳の会社員(正社員)を対象に実施されたもので、有効回答数は900名となっています。

(1)現在の勤め先に週休3日制が導入されているか
はい 10.0%
はい(あるけど使っていない) 4.1%
いいえ 79.8%
分からない 6.1%

(2)職場に週休3日制を導入してほしいと思うか
はい 52.7%
いいえ 47.3%

(3)現在の職場で週休3日制は可能か
可能 14.0%
どちらかと言えば可能 25.6%
どちらかと言えば不可能 30.1%
不可能 30.3%

(4)現在の職場で週休3日制が導入されたら利用したいか
a.労働時間が短くなるのに比例して、収入も減る場合
利用したい 14.9%
どちらかと言えば利用したい 18.3%
どちらかと言えば利用したくない 25.1%
利用したくない 41.7%

b.1日の労働時間が増えて、収入は変わらない場合
利用したい 20.8%
どちらかと言えば利用したい 30.7%
どちらかと言えば利用したくない 25.3%
利用したくない 23.2%

c.1日の労働時間も収入も変わらない場合
利用したい 45.7%
どちらかと言えば利用したい 31.1%
どちらかと言えば利用したくない 12.6%
利用したくない 10.7%

このように14.1%が、現在の勤め先に週休3日制が導入されていると回答しており、予想以上に週休3日制を導入している企業が多いことが分かりました。
その利用意向については、やはり収入の減少を懸念する方が多くなっているようですが、「b.1日の労働時間が増えて、収入は変わらない場合」については、合計で51.5%が利用したいと回答しており、変形労働時間制を活用して1日の所定労働時間を10時間とするような制度設計であれば、比較的利用者も多くなるのではないかと思われます。
週休3日制を導入する際には、単に採用上の目玉を作るという視点ではなく、その狙いを明確にした上で制度設計を行うことで、納得感をもって制度運営を行っていきたいものです。
制度導入の結果、社員間の不公平感が大きくなり、むしろ人手不足に拍車がかかるということにならないように注意しましょう。


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