早期離職がハイスピード進行中

こんにちは。齋藤公博(さいとうまさひろ)です。

今回は、昨年春に入社した1年目の社員300人を対象に「入社後の状況に関する調査」の結果について考えてみます。

まず、入社11カ月の2022年2月時点で、2021年4月入社の新入社員の9.3%が「すでに退職している」と回答しているという驚きの結果。

在職している社員についても、49.6が「退職を考えたことがある」と回答しており、その退職を考えた時期では、「入社4〜6ヶ月後(35.6%)」が最も多く、ついで「入社7~9ヶ月後(27.4%)」と続いています。

このように新入社員の早期離職が、かつてとは比較にならないレベルで進行している可能性があります。

その背景にありそうなのが、リアリティギャップです。「新卒で入社した企業に対して、入社前の期待に比べ入社後はどのように感じるか」聞いたところ、以下のように「期待を下回る」と回答した者が4割となっています。
ここで、「もっとも期待を下回ったポイント」の上位は以下のようになっています。

 

その他、入社前後のギャップについても「仕事内容」などで大きくなっており、そうした人材はどうしても早期離職リスクが大きくなってしまいます。このギャップの解消なくして、人材の定着を図ることはできません。インターンシップや選考、更には内定者研修などの中で、実際の仕事内容や職場環境についての正確な理解を進めるような対策が重要になっています。

この早期離職の対策として、シャイさんは「承認」というキーワードをいつも取り上げています。承認というと、言葉だけは知っているが、実際にはどんなことをしたらいいのか、分からない社長やリーダーが多いと思います。僕は、承認なんて自然に出来るようになると思っているのですが・・・。

なぜいま「承認」なのか、僕が普段の営業で使う資料をお見せします。

マズローの5段階欲求から、いまの日本では下層の欲求、生理的欲求、安全の欲求はほぼ満たされ、所属と愛の欲求も半分は満たされた時代になったのです。だから良いか悪いか知りませんが、いきなり自己実現を目指す時代になったのです。これまでのお金の為に働け!なんていうマネジメントでは通用しない時代になったのです。僕はいつもそれを言っています。だから、ちゃんと人のことお勉強しようね!って。

https://youtu.be/wZx5aIyEhg4

↑コロナ前に名刺交換した方、限定で公開していた動画です。

「承認」の大切さ分かってもらえると嬉しいです。

 

下の動画は、シャイさんが必死こいて作っているのですが、人を扱うクラスの方は参考になると思います。最強チームづくりっていう動画です。ちょくちょく更新もしているので、チェックよろしくお願いします。

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