上司は「御用聞き」をしていますか?

質問51:

上司は「御用聞き」をしていますか?


解説:

およそ上司は、メンバー全員のメンタル面でのコンディションを把握し、できるだけ良い状態に保つ必要があります。

チームスポーツの監督は、選手のフィジカルコンディションを把握することは当然として、同時にメンタルコンディションのチェックも欠かしません。いくら身体的に問題がなくても、戦うメンタルになっていなければ戦力にならないからです。逆にチームの足を引っ張る恐れがあります。そういう場合には先発メンバーから外したり、ベンチにすら置かなったりするのが常です。それによってチーム全体のコンディションを維持するのが監督の仕事だからです。

会社のチームであれば、一緒に過ごす時間が長い分、お互いの性格もだいたい把握しているはずです。ちょっとメンバーの異変を感じたら、まず上司が積極的に面談の時間を作るべきしょう。相手の負担にならないよう、気軽な雰囲気で設定する必要があります。

あるいはいっそ、全員と一対一で面談する場を定期的に持つという手もあります。特定の誰かと不定期で話すより、メンタル面でのコンディション管理としては自然かもしれません。それほど長く話す必要はないから、時間もかかりません。上司の業務の一環として、スケジュールに組み込んでしまえば良いと思います。

それはいわば「御用聞き」のような感覚です。「何か困っていることはないか?」「ストレスになっていることは?」と尋ねるのです。そうすると、ある部門にだけ仕事が偏っていたり、なかなか終わらない作業を抱えていたりして、個々人がストレスを抱えていることがあります。それを全体で調整し、ストレス軽減をしていくのです。

業務上のストレスは、事実関係さえわかれば解決策を考えることができます。問題は、それを一人で溜め込んでメンタルに支障をきたすケースです。そうなる前に聞き出すのです。

参考図書:学習する組織(ピーター・M・センゲ)、人はチームで磨かれる(齋藤孝)


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