適切な宿題を出していますか?

質問25:

適切な宿題を出していますか?


解説:

どのような会議を行えばいいか、もう少し具体的に考えてみます。まず重要なのは、参加者全員が目的意識を共有することです。会議を終えるときには、ただちに実践に移れるような、いくつかの結論が出ていなければおかしいのです。

蹴鞠のように、ボールをパスし合うだけで終わるパターンがあります。仲良く言葉を交わして仕事をした気になり、結論を出そうという意思がない会議です。これでは現実は変わりません。

必要なのは相手も納得できるような具体案であり、それを踏まえた上での折衝です。その点、まず結論を出すというゴールが明確であれば、お互いに折り合えるし、したがって結束力も高まるのです。

だから会議の前には、何らかの「宿題」を出すのです。

もしメンバーのうち一人でも準備しない人がいたら、チームの士気は極端に落ちます。おざなりに宿題をやってきたり、思いつきのような発言でごまかしたりする場合も同様です。

「別に走らなくてもいい」ということになれば、真面目に走っている人がやる気を失うからです。仮に、走らない人の分まで別の人が二倍走ったとしても空気は変わりません。逆に不公平感が生まれて、互いの信頼関係はバラバラになるでしょう。

チームができてくると、宿題をサボる人はいなくなります。できれば自分の意見を主張したいし、他のメンバーをあっと言わせたいという「競争心」もあるからです。その時点で、チームに貢献しようという意識はかなり高まるはずです。

ポイントは「宿題」の出し方です。テーマが定まっていないと収拾がつかなくなります。準備期間も含めて時間も労力もムダに浪費するわけにはいきません。

「宿題」を出すセンスはリーダーの資質です。

なお、僕がおススメする会議のやり方はこちらを参考にしてください。

参考図書:学習する組織(ピーター・M・センゲ)、人はチームで磨かれる(齋藤孝)


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