大学生の58.7%が5社以上のインターンシップに参加

今月3月から広報解禁を迎えた2024年卒(現大学3年生)の「情報収集の開始時期」や「インターンシップ参加社数」について見ていきたいと思います。

(1)就職活動準備やインターンシップの情報収集を始めた時期
就職活動の早期化が進んでいると言われますが、学生の動きも早くなっており、6割強の学生はインターンシップ広報解禁となる「3年生の6月」より前に情報収集を開始しています。
大学1年生のとき 3.0%
大学2年生の4月~5月 3.2%
大学2年生の6月~9月 4.8%
大学2年生の10月~12月 4.4%
大学2年生の1月~3月 10.6%
大学3年生の4月~5月 36.3%
大学3年生の6月~ 37.6%

(2)インターンシップへの参加
1dayを含むインターンシップに参加したことがある学生は88.4%となっており、その参加社数は以下のようになっています。
1社 8.0%
2~4社 33.3%
5社 11.6%
6~9社 20.9%
10社以上 26.2%

このように58.7%の大学生が5社以上のインターンシップに参加しています。

多くの人事採用担当者の方からは、学生のエントリー社数が昔と比較するとかなり減っており、知名度に劣る企業にとってはまずエントリーしてもらうこと自体が困難な時代となっているという声を聞くことが増えています。

そのような状況を逆手にとって「知名度がない云々」というテレビCMを流す企業も出てきているのだと思われますが、学生のインターンシップへの参加が増える中、現実的にインターンシップを経ない状態での採用エントリー、採用活動は困難になってきていると考えられます。

人事のリソースが乏しい中小企業にとっては、新卒採用はかなり厳しい状況になっています。


小さな会社の採用定着「力」養成講座
https://saitoh-jimusyo.com/internal-seminar/

関連記事