若い男性の育児休業取得希望が8割超

2022年4月より改正育児介護休業法が段階的に施行されます。

先日、厚生労働省からモデル規程等も公開され、そろそろ対応準備を始めているという企業も増えてきているのではないでしょうか。

今回の法改正では産後パパ育休制度の創設など、男性の育児休業取得が大きなテーマとなっていますが、当の男性の育児休業に対する意識はどのようになっているのでしょうか?

本日はパーソルキャリアが20~59歳の学生以外の男性555名を対象に実施した「男性育休に関する意識調査(調査期間:2021年10月9日~11日)」の結果を見ていくこととします。


(1)男性の育児休業取得率(子どものいる学生以外の20代~50代男性)

子どものいる学生以外の20代~50代男性を対象とした育休取得の有無の質問については「取得したことがある」が15.4%、「取得したことがない」が84.6%という結果になりました。女性と比較するとまだまだ低いのは間違いありませんが、ここ数年でかなり数値が上昇していることが伺われます。

(2)将来の育児休業取得希望(学生以外の20代~50代の男性)

将来子どもができた場合に育休を取得したいかという質問については年代別で以下のような回答となっています。

■Z世代(20歳~24歳)

取得したい 84.6% 取得しなくない 5.1% わからない 10.3%

■ミレニアル世代(25歳~39歳)

取得したい 80.1% 取得しなくない 6.7% わからない 13.1%

■それ以上(40歳~59歳)

取得したい 69.6% 取得しなくない 9.1% わからない 21.3%

 

このように40歳未満では、取得したいとの回答が8割を超えています。更にはその希望取得期間は6割超が1か月以上と回答しており、今後は法改正などの環境変化もあり、男性の育児休業取得率は急速に上昇し、その取得期間も従来よりも長期化する可能性が高いと予想されます。法改正への対応も重要ですが、それ以前に男性が無理なく育児休業を取得できる環境を作ることが求められます。


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