諭旨解雇ってなんですか?

Q:

諭旨解雇ってなんですか?


A:

諭旨(ゆし)解雇は、従業員の不祥事や非行があったときに、反省とともに退職を促す処分です。

「諭旨」とは、趣旨を諭し、告げるという意味です。

つまり、諭旨解雇とは、企業側と従業員が話し合い、両者が納得した上で解雇を受け入れてもらうという懲戒処分です。

懲戒処分の中で一番重い「懲戒解雇」よりもひとつ軽い処分です。

本人の反省の意図が見られる等の理由から、処分対象となった社員の将来を考慮し、懲戒解雇を避ける温情措置として行われることが多いようです。

諭旨解雇とするか懲戒解雇とするかは、労働基準法による定めはなく、それぞれの会社の就業規則及び労働契約書の内容にそって決定されます。

諭旨解雇・懲戒解雇の際、注意しなければならないのは、対象者に弁明の機会を与えなかったり、関係者に話を聞かず処分を下してしまうことです。

「懲戒権の濫用」と認定され、裁判によって解雇無効の判決になる可能性があります。


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