2024年卒についても企業の新卒採用意向は強く、採用活動の激化は避けられない状態となっていますが、新入社員の入社理由の上位はどのような内容になっているのでしょうか?
そこで本日はリスクモンスター「第6回 若手社員の仕事・会社に対する満足度調査」の結果から、その傾向を見ていきましょう。なお、本調査の対象は新卒入社1~3年目の男女個人600人となっています。
現在の勤務先を就職先として選択した際の選択理由の上位は以下のようになっています。
福利厚生が充実している 26.3%(男性26.3% 女性26.3%)
給料がよい 22.3%(男性25.0% 女性19.7%)
勤務時間や休日が自分に合っている 19.2%(男性17.3% 女性21.0%)
仕事に誇りを持って取り組める 10.5%(男性13.0% 女性8.0%)
スキルや経験を形成するため 10.3%(男性11.0% 女性9.7%)
意見に関する風通しが良い 9.0%(男性8.3% 女性9.7%)
周囲とコミュニケーションが図りやすい 9.0%(男性9.7% 女性8.3%)
自分の成長が見込める 8.3%(男性9.3% 女性7.3%)
社会的な存在意義がある 8.2%(男性10.7% 女性5.7%)
会社に将来性がある 7.7%(男性8.7% 女性6.7%)
このように「福利厚生が充実している」「給料がよい」「勤務時間や休日が自分に合っている」という労働条件に関する項目が他の回答を引き離していますが、中でも福利厚生がトップということを意外に思われる方も少なくないのではないかと思います。
今回の調査では福利厚生の内容までは踏み込んでいませんが、他の調査を見ると、住宅への支援、通勤交通費、リフレッシュ休暇、資格取得支援、育児支援などが上位に来ています。
多くの中小企業では福利厚生への関心が引くというのが実態ではないかと思います。採用を考えるのであれば、若手の意見を聞き、自社の福利厚生の見直しに着手することも重要なことであるかも知れません。
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