若い人の能力を過小評価していませんか。

質問2:

若い人の能力を過小評価していませんか。会社側に問題はありませんか。新人をチームの一員として受け入れる体制は整っていますか。


解説:

確かに、最近の若い人は、おとなしいし消極的だが、やる気も能力もないわけではありません。的確な指示を出し、やり方を教え、明確に期限を設ければ、多少厳しい問題でもクリアしてきます。

 

「自己マスタリー」」とは、仕事に対して責任感を持ち、しっかり役割を果たす力のことです。自分の思い描くビジョンと現実の差を埋めようと努力することが、その原動力になります。今の若い人は、この「自己マスタリー」を世間で思われている以上に持っています。

適切な課題とコメントとカリキュラムで力を引き出す。これが会社組織においてもチームとなる上司と部下の関係において必要となります。

最近は、せっかく苦労して入った会社をあっさり辞めてしまう者が少なからずいます。彼らに理由を尋ねると、多くの場合、仕事そのものや待遇の不満からではありません。それよりも、職場の空気が悪かったり、人間関係で悩んだり、周囲の自分に対するレスポンスが少なかったりすることが原因であることが多いようです。

もし、複数の若者が逃げるように会社を去っていくとすれば、会社側にも問題があるはずです。新人をチームの一員として迎え入れる体制が整っていないのではないでしょうか。

新人のうちは、チームの戦力にならなくて当たり前です。むしろ、足を引っ張ることもあります。問題は、上司が・先輩がそれをどうフォローするかです。そこで雰囲気のいい関係さえ築ければ、新人も簡単には辞めないし、多少の厳しさにも耐えられるし、将来の戦力としても期待できるでしょう。成果を求めることも重要ですが、結果的に人間関係が良くなったとすれば、それこそが組織にとって最大の利益になるのではないでしょうか。

参考図書:学習する組織(ピーター・M・センゲ)、人はチームで磨かれる(齋藤孝)


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