チーム内に雑談はありますか?

質問5:

チーム内に雑談はありますか?


解説:

経験知をチーム内で共有するには、余計な壁を取り払うことが重要です。垣根を作ってしまうと、貴重な経験知が共有されません。次元の低い自意識を捨て、相手が誰であっても教わるべきは教わるという姿勢を作る必要があります。

壁といえば、「恥」の壁も大きいと思います。何かで失敗したとき、それを隠して自分だけで処理しようとする人がいます。一見すると責任感が強いようにも思えますが、おかげで傷口が修復不能なほどに広がってしまうこともあります。

チームの一員であることを自覚するなら、むしろ自分の失敗は積極的に公表する必要があります。その原因が個人のミスにあるのか、それともチームの体制にあるのかを検証し、再発防止の策を練るまでがワンセットになります。そこで得た経験や教訓を共有することで、誰かが同じ轍を踏むことを予防できるようになります。

これがスムーズに行われるのは、チーム内での雑談の場です。「こんなクレームを受けた」「あの取引先を怒らせた」といった話があれば、過去に同じような経験をしたメンバーがアドバイスをくれる場合もあります。日常の仕事の中で、休憩しながらこういう会話が始まるようならもっと良いでしょう。

何より、これによってちょっとしたストレス発散になります。日常で感じる怒りや笑いすら周囲に表現できないとすれば、その職場は深刻です。

同僚と飲む機会が少なく、また職場内でも雑談があまり活発でないなら、ある程度システム化したほうがいいかもしれません。反省会を頻繁に開くとか、報告・連絡の類を徹底するといったことが考えられます。同時にリーダーが積極的に促して空気を作っていく必要があります。

参考図書:学習する組織(ピーター・M・センゲ)、人はチームで磨かれる(齋藤孝)


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