経験知を共有していますか?

質問4:

経験知を共有していますか?


解説:

会社チームの場合、小学校の友人関係のように教え合うわけにはいかないかもしれません。お互いにプライドや遠慮があるし、人によっては仲間をライバルと見ている場合もあります。もともと教え合う土壌がないとすれば、具体的な策を講じないかぎり、何も変わらないでしょう。

オーソドックスな方法は、経験値の高い人と低い人をタッグで組ませることです。それによって指導・教育を日常化させることができます。現実問題として、若い人に対してはある程度手取り足取り教えなければなりません。チーム内で「チューター制度」のような形を取り入れるのも1つの方法です。

さらに重要なのは、評価のポイントを変えることです。自分なりの“秘儀”や“奥義”を使って突出した成績を残す人より、それを広めてチーム全体の成績を引き上げた人、自分の経験知を伝えて共有できた人を評価するようにします。そういう人がリーダーとして引き立てられるようなチームなら、教え合いは自然に行われると思います。

※「チューター」は、日本ではカタカナ語として、主に教育機関で使用され、個別指導スタッフや日常的に助言をしてくれる人・手助けをしてくれる人のことを意味します。一般企業で「チューター」という場合には、新入社員(もしくは若手社員)の指導者といった意味で使用されています。企業の場合、新入社員1名に対し、指導者となる先輩社員を1名当てるのが一般的です。具体的な業務はもちろん、ビジネスマナーや社内外での立ち居振る舞いなどをOJTで指導し、一人前に育て上げる役割が期待されています。

参考図書:学習する組織(ピーター・M・センゲ)、人はチームで磨かれる(齋藤孝)


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