質問56:
メンバーの趣味・嗜好を知っていますか?
解説:
チーム内の人間関係を常に良好に保つことは難しいですが、チームとして工夫・努力することはできます。端的にいえば、コミュニケーションの量と質を高めることです。性格的な好き嫌いはともかく、お互いにもっと知り合えば、そこに寛容性が生まれます。多少トラブルがあったとしても、「まあいいか」と思えるようになります。
ひとたびお互いのことを詳しく知ると、日常の中でも雑談が生まれやすくなります。それまで「苦手だ」と思っていた相手でも、雑談のネタが一つあるだけで、とりあえず「口をきくのも嫌」にはならずに済みます。これが、ストレスマネジメントに有効なのです。
「雑談」というと、仕事には関係のない、むしろ生産性を下げる邪魔なもののように思われがちです。しかし、雑談のない職場はいい職場とはいえません。一分にも満たないような些細なムダ話が、ちょっとした息抜きにも、その後の仕事の活力源にもなります。
雑談の有無は人間関係を知る手がかりにもなります。チーム内の全員がお互いのことをよく知っているとすれば、それぞれ一対一で雑談が可能になるはずです。逆にもし、雑談のまったくない関係があるとすれば、その両者の間には何らかの反目や確執があると推測できます。
そういう関係を察知したら、放置しておくのは問題です。日常の中に、雑談を組み込むような工夫があってもいいでしょう。例えば昼食を複数で食べに行くのも一つの方法です。誰かが音頭をとって、関係の悪い両社に同席してもらうのです。当人たちにとっては迷惑な話かもしれませんが、そのままではチーム全体にとって迷惑になります。一つでも共通するネタを見つけられれば上出来です。それによって両者が多少でも歩み寄れれば、チーム全体のストレスも軽減されるでしょう。
参考図書:学習する組織(ピーター・M・センゲ)、人はチームで磨かれる(齋藤孝)
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