リーダーは身体を開いていますか?

質問14:

リーダーは身体を開いていますか?


解説:

リーダーが身体を開くことはとても重要です。メンバーの一人なら、とりあえず自分の身体性を意識していれば、チームへの貢献にはなります。しかし、リーダーの場合、メンバー全員に目を配る必要があります。一人ひとりに声をかけたり、笑顔を見せたりするということです。

リーダー像は一種類ではありません。例えば、とにかく場を盛り上げ、メンバーを元気づけるのが得意な人もいます。あるいは、システムをしっかりつくり、周知徹底した上で運営していくタイプの人もいます。タイプによって優劣があるわけではなりませんが、いずれにせよ重要なのは、自らの身体を使って戦うチームの雰囲気をつくることです。

リーダーにはメンバーをやる気にさせる言葉と、それを裏付けるような身体性が求められます。それは情熱やテンションで押すタイプでもいいし、鷹揚に構えて全員をバックアップするタイプでもいいでしょう。

自分がリーダーの立場なら、本当に自分がその役割にふさわしいか、自分の存在がチームを明るくしているか、メンバーと緊密な連携がとれているか、それが戦う姿勢につながっているか、自問してみる必要があります。

とりわけリーダーとして気を付けるべきは、何があってもネガティブな感情を前面に出さないことです。不機嫌なリーダーの存在は、不機嫌なメンバーがいる以上に場の空気を悪くします。

参考図書:学習する組織(ピーター・M・センゲ)、人はチームで磨かれる(齋藤孝)


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