少人数の会議を開いていますか?

質問24:

少人数の会議を開いていますか?


解説:

全体ミーティングを除いて、会議の人数は多すぎてはいけません。議論が散漫になるか、話し手と聞き手がはっきり分かれるか、形式的なものになるのかのいずれかになってしまうでしょう。

会議の人数は4人がベストです。一人が三人に向かって話す形になるため、適度な緊張感や社会性が生まれます。だからメンバーは真剣になります。ここを実働部隊として具体的な話を詰め、その成果を大きな会議に提出する形にします。

もう一つ重要なのは、ミッションを明確にすることです。どういう問題があって、何を解決すべきなのか。この部分さえしっかり定まっていれば、たいていのチームは機能します。

こういう会議の場を持つことは、個人にとっても組織全体にとってもメリットがあります。もし何らかの問題処理を個人に任せるとすると、当人の負担はきわめて大きくなります。問題の軽重より、周囲の誰にも相談できない状況をつくること自体が得策ではありません。組織の一員である以上、孤軍奮闘させてはいけないのです。

それに、仮に当人が高い能力の持ち主で、期待に応えて解決に導いたとしても、それは組織のためになりません。経験知が移動・蓄積されないからです。当人が退職したら、またゼロから問題処理に当たらなければならなくなるでしょう。

その点、チームで取り組むことにすれば、能力の高い人が中心になるにせよ、とりあえず経験知はメンバー内で蓄積されます。後にメンバーが若干入れ替わったとしても、こういうベースがあれば大きな戦力ダウンにはなりません。これが、組織にとっての財産になっていきます。

4人1組のチームを作ることに慣れておけば、別の問題が起きたときも対処しやすくなります。より早くチームを立ち上げることで、より的確な処置が可能になるわけです。経験知を積み上げるとは、こういうことをいいます。

なお、会議のやり方は、このページの方法を取り入れることをおススメします。

参考図書:学習する組織(ピーター・M・センゲ)、人はチームで磨かれる(齋藤孝)


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